後方乱気流

シミュレータとOSSのメモ

Psi4の導入

Psi4とは

psicode.org

Psi4は第一原理計算を実行するためのオープンソースソフトウェアです。 フリー使用可能な計算ソフトとして、GAMESS-USやFireflyが有名ですが、INPUTファイルの複雑さやOUTPUTファイルの互換性の前に心を折られることもしばしばあります。 一方、Psi4はPython向けAPIが充実しており、Jupyter Labなどを通してインタラクティブな操作が可能です。 機械学習やケモインフォマティクスに興味を持っている方々の飛び道具として、お手頃なソフトだと思います。

環境

OS : Ubuntu 18.04 LTS
Python環境 : Ubuntuシステム標準のもの
プリプロセスソフト : Avogadro 1.2.0
ポストプロセスソフト : wxMacMolPlt 7.7

AvogadroやwxMacMolPltは計算対象分子のモデリングや計算結果の可視化に使用します。 Avogadroはaptコマンドなどでインストール可能です。 wxMacMolPltは公式サイトの手順で同様にインストールできました。
https://brettbode.github.io/wxmacmolplt/downloads.html

Psi4のインストール方法

Psi4公式の方法に従ってインストールするのが良いでしょう。

admiring-tesla-08529a.netlify.com

ご自身の環境に合わせてボタンをクリックしていくと、ページ下部に、端末で実行すべきコマンドが表示されます。

シェルを再起動した後、psi4 --testが完走すれば、Psi4導入完了です。お疲れ様でした。